石垣島のビーチでフォトウェディング!失敗しないための注意点とは?
公開日:2022/07/15
青い海が広がるビーチは絶好のフォトウェディングスポットです。素晴らしいロケーションを活かすためには、いくつか気を付けるべきポイントがあります。せっかくイメージ通りのビーチを見つけたのに、うまく写真を撮ってもらえなかったという事態は避けたいですよね。今回はビーチでのフォトウェディングで知っておきたい注意点をご紹介します。
太陽の角度や日照時間、ビーチの位置に気をつける
いかに太陽の動きを正確に把握できるかという点が、ビーチで撮影した写真のクオリティを決めます。
■海の青さが強調される写真を撮りたいなら晴れ・日中・順光で撮影
順光と逆光という撮影の方法があります。順光はカメラマンの背景に、逆光は被写体の背景に太陽があるという位置関係です。順光と逆光のどちらが悪いということはなく、撮りたいシーンに合わせて選びます。青く透き通った海の美しさを強調したいなら、晴れている日の日中に順光で撮影してもらいましょう。空や海などの色がはっきりとわかる写真になります。
■温かみのある輪郭が緩やかな写真を撮りたいなら夕方・逆光で撮影
逆光で撮影すると、空や海の色は順光ほど強調されません。しかし、全体的に線がやわらかな写真に仕上がります。切なさを感じるような雰囲気の写真をご希望であれば、太陽の光が落ち着いてくる夕方以降に逆光で撮影してもらいましょう。
■日照時間を把握して撮影開始の時間に余裕を持つ
夏と冬では日照時間が大きく異なります。また日本国内でも、撮影する地域によって日照時間に差があるため確認が必要です。17時に日が沈んでしまうのに、16時から撮影していては、シャッターチャンスを逃してしまうかもしれません。ビーチで撮影する機会が多い撮影スタジオではよく知られていることかもしれませんが、個人のカメラマンなどに依頼するときには、しっかりこちらで把握しておきましょう。
■ビーチの先は太陽が昇る場所か、沈む場所か確認する
朝日や夕日を背景にした写真では、ビーチの位置が大切です。太陽が東から昇って西に沈むのは不変の事実なので、太陽の動きを軸に考える必要があります。朝日を背景にするなら東向きのビーチ、夕日を背景にするなら西向きのビーチを選びましょう。ビーチの位置も太陽の動きも変わることはないので、ビーチ選びを間違ってしまうと希望の写真が撮れない場合があります。
撮影当日の天候をチェックしておく
朝でも昼でも夕方でも、撮影時間にかかわらず晴れていることが大切です。曇りの日は絶対にだめというわけではありませんが、太陽の光が少ないと写真全体が暗くなってしまいます。急な天候の悪化などは仕方ありませんが、可能な限り天候チェックを行って、撮影日を決定しましょう。
天候だけでなく干潮の時間も把握しておく
月の引力により、海面は1日の中でも高さが変化しています。満潮は一番海面が高い時間、干潮は一番海面が低い時間です。満潮のときには美しい海を背景にしたり、寄せては返す波打ち際を歩いている様子などが撮影できるでしょう。しかし干潮のときには、海が干上がってしまい、ただの砂浜で撮影、なんてことになりかねません。干潮と満潮の時刻はホームページなどで公表されていることが多いため、事前にしっかり確認しましょう。
海に入って撮影する場合はクラゲに要注意
海はウェディングフォトの撮影スポットとして人気ですが、安全面で注意が必要な部分もあります。海に溺れないようにすることは基本ですが、あまり意識されていないのがクラゲによる被害です。クラゲにはさまざまな種類があり、とくに夏は多くのクラゲが発生します。
海岸に打ち上げられている場合や、気づかないうちに同じ海で泳いでしまっていたという場合など目撃場所はさまざまです。刺されると皮膚が腫れてしまい、せっかくの撮影を中止しなければならないかもしれません。
一番の対処は、撮影場所を選ぶ際にクラゲが出やすいビーチを避けることです。また海には入らない、海岸付近の岩や海藻に触らないといった予防策もあります。
美しいビーチでのフォトウェディング撮影は、順光か逆光のどちらで撮影するかによって写真の雰囲気が変わります。季節や地域による日照時間も把握して、朝日や夕日などのベストタイミングを逃さないように、スケジュールを組みましょう。ビーチの方角によっては、太陽を背景にした写真が撮れないこともあるので、事前の確認が必要です。天気や潮の満ち引きも計算にいれながら、撮影日と時間を決定すると、イメージ通りの写真に仕上がります。ビーチにはクラゲが発生しているため、けがをして撮影が中断とならないように対策していきましょう。