ウェディングドレスはなぜ白なの?白になった理由や起源について
公開日:2022/09/01
結婚式といえば、何を思い浮かべますか?チャペルや神社を連想する方もいれば、きれいな白いウェディングドレスを着た花嫁を連想する方も多いと思います。もはや結婚式の定番衣装といえる純白のウェディングドレスですが、白色に理由はあるのでしょうか。そして、いつごろから白になったのでしょうか。
もくじ
ウェディングドレスの始まり
ウェディングドレスの始まりは、ローマ帝国の時代の記録までさかのぼることになります。当時は、キリスト教の広がりとともに、教会で結婚式を行う人が増えてきていたようです。その時に貴族などの裕福な花嫁が着たのがウェディングドレスの始まりだといわれています。
しかし、色は白ではなく赤、青、黒などの色が主流だったようです。絹やベルベットなどの生地に、金や銀の刺繍をしてあったり宝石をちりばめてあったりと、とても豪華で現代のウェディングドレスとはイメージが違うものだったようです。自身の裕福さや権力を見てもらうためのドレスだったのかもしれませんね。
なぜウェディングドレスは白になったのか
結婚式の主役である花嫁しか着ることが許されない、純白のウェディングドレスですが、白にはどんな意味があるのでしょうか。白には純潔や無垢の意味を表しているといわれています。花嫁の清楚なイメージと、何色にも染まっていない状態から結婚を機に、新しいパートナーの色に染まっていく気持ちを表したり、真っ白になって気分を一新することを表したり、そのような意味もあるようです。
イギリスのヴィクトリア王女が、白いレースとシルクサテン生地のウェディングドレスにベール姿で挙式をあげたことをきっかけに、まずはファッションに敏感な上流階級の花嫁たちが、こぞって真似するようになり、一気に白いウェディングドレスが広まったようです。ウェディングドレスはもともと、肌が露出する場所を減らすために袖や裾は長い物でした。ベールも悪魔から花嫁を守るためのものです。結婚式でのウェディングドレスはとても神聖な意味が強いものだったようです。
日本で白のウェディングドレスが主流になったきっかけ
ウェディングドレスが日本で流行したきっかけは、1959年(昭和34年)に皇室に嫁がれた、美智子さま(今の上皇后美智子陛下)が着たことです。テレビでも生中継されたパレードでは、ローブ・デコルデにロングローブにティアラをつけた衣装でした。世紀のご成婚ととても話題になり、そのときの姿にあこがれを持った女性はたくさんいたはずです。
それから、デザイナーの桂由美さんがウェディングドレスのデザインを手がけたことをはじめとして、数多くのウェディングドレスメーカーが生まれ、日本でのウェディングドレスの人気が高まりました。いろいろファッショナブルなウェディングドレスがデザインされる中でも、純白のウェディングドレスの意味やイメージは受け継がれています。お色直しでは、淡い色合いを中心としたカラードレスや、柄物の衣装を選ぶ人も多いようですが、純白のウェディングドレスは最初に選ばれ、変わらぬ人気が続いています。
フォトウェディングで好きな衣装を着よう!
フォトウェディングにどんなイメージを持っていますか?以前は、経済的な理由で結婚式ができないカップルや夫婦が結婚式の代わりにするものとして利用されている傾向がありました。しかし今は、好きなロケーションやすてきなスタジオで満足がいく写真が撮れること、結婚10年目などの記念日にフォトウェディングを利用するなど、以前のイメージとは少し違い、気軽にいろいろなカップルや夫婦が利用するようになっています。
結婚式は1回だけで衣装も数点しか選べないですが、フォトウェディングを定期的に何度も利用していろいろな衣装で写真を撮る人も増えています。フォトウェディングのよいところはまだあるのです。結婚式や披露宴を経験した方は共感できるかもしれませんが、式の進行上なかなかカメラに向かってポーズを取る余裕はないもので、ナチュラルな感じの写真が中心になると思います。
しかし、フォトウェディングだと好きな衣装で好きなポーズを取り、パートナーと最高の写真が撮れます。あこがれていた純白のウェディングドレスを着て写真が撮りたい、もう一度、ウェディングドレスを着て教会以外の場所でも写真を撮りたいなど、いろいろな夢をかなえられるのです。
まとめ
女性のあこがれであるウェディングドレスが白いことには、ちゃんと意味があったのですね。純潔や無垢を表していて、花嫁の清楚なイメージとぴったりですね。そんなあこがれの純白のウェディングドレスを結婚式や披露宴以外の場で着ることができるフォトウェディングも紹介しました。着ることを夢見ている人ももう一度着たいと思っている人も、フォトウェディングを利用して夢をかなえてみてはいかがでしょうか。